電卓の「F・CUT・UP・5/4」とは?切り替えスイッチの意味と使い方

公開日 2026年10月28日

事務用の電卓の上のほうにある「F・CUT・UP・5/4」と「4・3・2・1・0・ADD2」のスイッチは、答えの小数をどう表示するかを決めるものです。意味を知らずに動かしてしまうと、「割り算の答えがおかしい」「小数が出ない」といったトラブルの原因になります。

F・CUT・UP・5/4(ラウンドセレクター)の意味

小数の端数をどう処理するかを選ぶスイッチで、「ラウンドセレクター」と呼ばれます。

位置 読み方 意味
F フリー(フローティング) 端数を処理せず、表示できる桁まですべて表示する
CUT カット 指定した桁より下を切り捨てる
UP アップ 指定した桁より下を切り上げる
5/4 ごしごにゅう 指定した桁で四捨五入する(5以上は切り上げ、4以下は切り捨て)

機種によっては「↑」「↓」の記号で UP・CUT を表したり、UP がなく F・CUT・5/4 の3段階だったりします。

4・3・2・1・0・ADD2(小数点セレクター)の意味

ラウンドセレクターで CUT・UP・5/4 を選んだときに、小数第何位まで表示するか を決めるスイッチです。「2」なら小数第2位まで、「0」なら整数で表示します。

F を選んでいるときは端数を処理しないので、こちらのスイッチは関係ありません。

ADD2(機種により「A」「ADD」)は「加算モード」です。数字を入力すると小数点が自動で下から2桁目に入り、「1234」と押すだけで「12.34」になります。ドルとセントのように、小数点以下2桁の金額をたくさん足すときに使います。

計算例で比べてみる

10 ÷ 3(答えは 3.333…)と、2 ÷ 3(答えは 0.666…)を、それぞれの設定で計算した結果です。

設定 10 ÷ 3 2 ÷ 3
F 3.33333333333 0.666666666667
CUT・2 3.33 0.66
UP・2 3.34 0.67
5/4・2 3.33 0.67
5/4・0 3 1
CUT・0 3 0

F の桁数は電卓の表示桁数(10桁・12桁など)によって変わります。

普段はどれに合わせればいい?

  • ふだんの計算は「F」 がおすすめです。答えがそのまま表示されるので、間違いに気づきやすくなります。
  • 金額を円単位で出したいとき は、CUT か 5/4 と「0」の組み合わせにします。消費税の1円未満は切り捨てるお店が多いので、税額の計算なら CUT・0 が合いやすいです。
  • 小数第2位までの資料を作るとき は、5/4 と「2」の組み合わせが便利です。

「割り算の答えが整数しか出ない」ときは、ラウンドセレクターが F 以外で、小数点セレクターが「0」になっていることがほとんどです。F に戻すと小数が表示されます。

このサイトの電卓の場合

このサイトの電卓は、F に合わせたときと同じように、答えを丸めずに表示します(最大12桁)。決まった桁で四捨五入・切り捨て・切り上げをしたいときは、四捨五入計算ツールを使うと、桁を選んでまとめて計算できます。消費税の1円未満の端数は、消費税計算で切り捨て・四捨五入・切り上げを選べます。

まとめ

  • F … 丸めない(普段はこれ)
  • CUT … 切り捨て、UP … 切り上げ、5/4 … 四捨五入
  • 4・3・2・1・0 … CUT・UP・5/4 のときに残す小数の桁数
  • ADD2 … 小数点が自動で2桁目に入る加算モード
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